スマートフォンブランドとして知られる「Nothing」が、AIを搭載したスマートグラス(眼鏡型デバイス)とイヤホンの開発を進めていると報じられました。

グラスにはカメラ・マイク・スピーカーが内蔵され、スマートフォンやクラウドと連携してAIへの質問に答える仕組みです。

スマホを取り出さず、見たものや聞いたことをその場でAIに処理してもらえる——そんな「ハンズフリーAI」の時代が、いよいよ現実のものになろうとしています。

現場の仕事が変わる——「見る・聞く・話す」だけでAIが動く

これまでAIを使うには、スマホやPCを開いてテキストを入力する必要がありました。

しかしスマートグラスが普及すれば、現場で機器を見ながら「これ何の型番?」と話しかけるだけで、AIがその場で答えてくれます。

接客中の営業担当が商品説明をしながらAIに補足情報を聞く、配送や施工の現場でマニュアルをハンズフリーで確認する——そういった使い方が現実的になってきます。

IT部門がない中小企業でも、「身につけるだけ」のデバイスなら導入ハードルが一気に下がります。

MetaのRay-Ban Smartグラスがすでに市場で一定の支持を得ており、Nothingの参入でこのカテゴリーが一段と加速する可能性があります。

中小企業が今すぐできること

  • 既存のウェアラブルAIを試してみる:MetaのRay-Ban Smartグラスや最新のAIイヤホンは現在も購入可能です。まず体験してみることで、自社の現場に合うか感触をつかめます。
  • 「ハンズフリーで何を解決したいか」を書き出す:現場作業中の確認業務、接客中の情報検索など、スマホを出しにくい場面をリストアップしておくと、デバイス選びの基準が明確になります。
  • AI活用の社内ルールを先に整えておく:ウェアラブルAIはカメラ・マイクを常時使用する可能性があります。顧客情報や社内情報の取り扱いについて、簡単なガイドラインを今のうちに作っておくと安心です。

ウェアラブルAIはまだ発展途上ですが、流れは確実に「身につけるAI」へ向かっています。

今から情報を追い、小さく試しておくことが、半年後・1年後の現場力の差につながるはずです。